企画展 仏教文化の交流 

-ガンダーラ仏から現代作家の作品まで-

会期:平成19年(2007)1月13日(土)〜3月25日(日)ー終了しましたー

 

 

 仏教の開祖ブッタ(釈迦)は、今からおよそ2500年前の実在の人物です。ブッタは、本名をゴータマ・シッダールタといい、インド北部小国の王子として生まれました。若くから人生の苦悩に心を痛め、29歳で出家、様々な苦行の後、35歳でブッダガヤーの菩提樹の下に座り悟りをえました。初期の仏教美術は、ブッタの遺物、特に遺骨を崇敬しそれを納める仏塔(ストゥーパ)が盛んに造営されました。しかしながら、ブッタの像を造ることはありませんでした。紀元前1世紀末頃、ガンダーラ地方(現在のパキスタン北部)で最初の造像がなされました。その後、中国・朝鮮半島に渡った仏教文化は、海を越え、日本人好みに変容され、独自の美術を創りだしました。また、日本古来の神道も仏教に集合し吸収されていきます。更に、様々な経典の解釈により種々の宗派が生まれ、多様な仏教文化を展開してきます。

 今回の展覧会では、御所蔵者様のご好意によりご出品いただきました「ガンダーラ仏」や中国・朝鮮半島の仏像などの名品を特別に展示いたします。また、当館のコレクションの中からは、鎌倉時代から現代に至る日本の仏教美術の作品を一堂に展示いたします。

ぜひこの機会に、日本人の精神的な支えとなった仏教美術作品にふれ、昔の人々の祈りの心をご体感いただければ幸いです。

 

北川運長「毘沙門天立蔵」正徳元年(1711)/個人蔵

 


 

開催概要


会期       平成19年(2007)1月13日(土)〜3月25日(日)


開館時間   午前10時〜午後5時(入館は4時30分まで)


休館日    月曜日(月曜日が祝日の場合は開館、翌日休館)


観覧料      一般500円/中・高校生300円/小学生200円       

       (20名以上の団体のお客様は2割引となります)  ※土日は小中学生の方無料となります


交通        ◎バス利用→JR東海道線・浜松駅より

           JR浜松駅北口を出て、遠州鉄道バス乗り場(12番乗り場)から 

           [内野台行]乗車[元浜町]下車 (約8分)  

           ◎車利用→浜松駅よりタクシーで5分  

           東名浜松IC、または浜松西ICから約30分 二俣街道沿い詳しい交通案内はこちら


主催      財団法人平野美術館、中日新聞東海本社


お問合せ      財団法人平野美術館 TEL.053-474-0811  


 

 

 

展覧会の見どころ


インドで誕生した仏教が、中国・朝鮮・日本などアジア各地の文化と融合しながら、様々な変容をとげていく点に着目し、ガンダーラ仏をはじめ中国・朝鮮半島の仏像、鎌倉時代から現代に至る日本の仏教美術の名品を一堂に展示致します。また、これらの様々な仏教美術作品と併せて、その歴史的背景についてもご紹介いたします。

 

 

 

 

 

 

 

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