■ 平野美術館 収蔵作品紹介■ 

 

 
作品名渚(なぎさ)
作者稗田一穂(ひえだかずほ)
1920-
制作年 
材質・形状紙本着色:額装
寸法縦80.3cm×横60.6cm

解説

和歌山に生まれ、1939年東京美術学校日本画科に入学。在学中は川崎小虎、結城素明に師事します。1948年山本丘人 、上村松篁らによって創造美術が結成されると、第1回展に出品。この時奨励賞を受賞し、本格的に画家としてデビューしました。1972年から1987年の間、東京藝術大学教授を勤め、後進の育成に力を注ぎました(現在は名誉教授)。 2001年文化功労者として表彰を受けました。

 

本作品は、月光に照らし出された渚にたたずむ二羽の水禽を描いています。水面は群青と金泥を効果的に用い、波に映る光の微妙な反射を捉えています。岩のゴツゴツとした質感
と、鳥の羽毛の軽やかさが巧みに対比されています。

 

 

 

 

 

 

 


作家名リストへ戻る  トップページ

著作権・リンクについて お問い合わせ

 

公益財団法人平野美術館  〒430-0942 静岡県浜松市中区元浜町166番地  TEL.053-474-0811

 

Copyrightⓒ 2004- HIRANO MUSEUM OF ART. All right reserved.