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百花繚乱-牡丹と季節の花々- ※終了しました
 平成25年4月13日(土)〜6月9日(日)

 

  四季の明確な日本では、古くから折々に咲く花々を愛でる風習が根付いています。季節の草花は、調度品や着物といった身近なものの意匠としてだけでなく、和歌や絵画の題材としてもしばしば用いられてきました。
 今回の展覧会では、数ある収蔵品の中から牡丹が描かれている作品を中心に展示いたします。牡丹は“富貴花”や“百花の王”など数々の異名を持ち、高貴で気品のある花として広く知られています。また、清少納言が平安時代中期に執筆した随筆『枕草子』の中には、既に牡丹の名が登場しており、我が国ではたいへん歴史のある花とも言えるでしょう。近代に入ってからは新しい感覚をもった作家たちによって、牡丹の華やかな姿が個性豊かに表現されてきました。
 牡丹をはじめ花の描写を得意とする松尾敏男の「花王」では、一輪の白牡丹の優雅な姿が淡く柔らかい色彩で表現されています。また、その弟子である松本高明の「花王図」では、画面に金箔と部分的に金泥を塗付し、色鮮やかな牡丹を一層華やかに演出しています。
 本展覧会では、多くの花が咲き誇るこの時期に合わせ、花々の美しさと作家たちを虜にした百花の王、牡丹の魅力に迫ります。ぜひこの機会に、先人たちが愛でた花々の魅力を肌で感じていただければ幸いです。

■開催概要

会期
平成25(2013)年4月13日(土)〜6月9日(日)
開館時間
午前10時〜午後5時(入館は4時30分まで)
休館日

月曜日、5月3,4,5,6日(但し、4月29日は開館、翌日休館)

観覧料

一般500円/中高生300円/小学生200円       

※土日に限り小中学生は無料 
※20名以上の団体客様2割引

交通

バス利用→JR東海道線・浜松駅より

       JR浜松駅北口を出て、遠州鉄道バス乗り場(12番乗り場)から 

       [内野台行]乗車[元浜町]下車 (約8分)  

◎車利用→浜松駅よりタクシーで5分  

      東名浜松IC、または浜松西 ICから約30分 二俣街道沿い

詳しい交通案内はこちら

主催
公益財団法人平野美術館
後援

浜松市             

特別協賛

株式会社 丸八アセットマネージメント             

お問い合わせ

公益財団法人平野美術館  〒430-0942 静岡県浜松市中区元浜町166番地 

              TEL.053-474-0811